【20代転職相談】壮大な夢や目標はなくて構わない~「人生でやりたいこと」が見つからず悩む方々へ

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こんにちは、勝木(@blankfein525)です。



 

前回、ちょっとやたらカタい内容の記事を書いたので、今回は比較的軽めの読みやすい感じのキャリア系記事を書いてみようと思います。テーマは「人生でやりたいこと」。対象は29歳以下の男女。年下に向けて、尊大な感じで、ドヤ顔で述べます。

就活生と会って思うこと

最近、「就活生に会ってくれ」と友人から言われることが多く、僭越ながら、アドバイスのようなものをさせて頂くことが多くなってきたんですが、そこで感じるのが、多くの就活生が、「人生を通じて成し遂げたいこと」というのを見つけようと躍起になっていて、で、「人生のゴールが見つけられていない、こんな僕はアカンのじゃないだろうか」と悩むパターンだ。今回はこのあたりについて様々に書きなぐってみる。



 

「人生でやりたいこと」は見つからなくてもかまわない

個人的な意見としては、就活時点で「人生のゴール」みたいなものは見つかっていなくても全然かまわないと思います。

というか、見つかっていない状態の方が普通

「人生のゴール」など見つかっていなくて当たり前です。

普通に中学、高校にいって、大学受験して、大学ではテニサーや居酒屋バイト、塾講師バイトをしていた大学生が、就職時期を迎えるや否や、突如として、「世界を変えたい」、「日本を元気にしたい」、「地方を元気にしたい」と言い出し始めるのも違和感を感じる。(※本当に「世界を変えたい」、「日本を元気にしたい」、「地方を元気にしたい」と思っている人は除く)

社会人でも、「将来こうなりたい」なんて大半の人がわかってない

就活時点で、やりたいことはなくて当たり前で、すでに見つかっているほうが奇跡なくらいです。自分も含め、社会人の多くもエラそうなこと言ってるけど、たいしたビジョンなどなく日々働いている。日々働きながら、「俺の人生このままでいいのか」、「永遠にこの仕事死ぬまでやるのか」、「俺の仕事は機械に奪われるのか」と妙に悶々としている。

「人生で成し遂げたい唯一無二のゴール」はなくてもかまわない

「人生で絶対に成し遂げたい唯一無二のゴール」はなくてもかまわない。「俺が人生でやりたいことはこれだ!」ってものがある人も、自分自身に無理やり思い込ませているケースもある。本人がその可能性に気づいていないパターンも少なくないだろう。もちろん、完全に思いこむことができれば、それはそれで良いとも思うのだが。



 

やりたいことは全部やれば良い。やれる環境はすでにある。サラリーマンであることに捉われるな

「人生で唯一無二の絶対に成し遂げたいゴール」が見つからない人も、「ちょっとした複数のやってみたいこと」ならいくつか浮かぶのではないだろうか。それらのすべてにどんどんチャレンジすれば良い。何にでもなれる。

SNSの時代は「何にだってなれる」時代

SNSが普及したことで、個人がカンタンに情報発信できるようになった。面白ければ、インフルエンサーに拾われる機会もますます増えてきている。

インスタグラムを使えば、カメラマンになれるし、webメディアに寄稿すれば、コラムニストにもなれる。ビザスクを使えば、コンサルタントになれる。何にでもなれる。

副業オッケーな会社も増えている

現状、多くの会社では、副業禁止規定みたいなものがあると思うのですが、そもそも報酬をもらわなければ、副業にならないし、報酬をもらう場合でも、キチンと届け出ればオッケーな場合も意外に多い。

最近でも、製薬大手のロート製薬が副業オッケーにしたってニュースが話題になりました。

www.nikkei.com

ATカーニー日本法人会長の梅澤高明氏も副業禁止規定の撤廃を提案

世界的に著名なコンサルティングファームとして知られるA.T.カーニーの日本法人会長で、TV東京系のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)でコメンテーターを務める梅澤高明氏も、「副業禁止規定を外す方向が望ましい」と述べています。

さらに、同氏は、1つの職業の賞味期限がますます短くなっている以上、一生の間に2つ~3つのかなり違った職業人生を設計する必要があり、本業とは異なるスキルを身につけることで、将来の選択肢を増やすことができると指摘しています。

エンファクトリーでは「専業禁止」

ギフト専門サイト「COCOMO」や専門家とユーザーのマッチングサービス「専門家プロファイル」を展開するエンファクトリーという会社がありますが、驚くべきことに、同社では、人材理念として、以下のようなフレーズを掲げています。

専業禁止!!「生きる力、活きる力を身につける」

同社のwebサイトには、パラレルワークに関して、以下のような記述がありましたので、紹介しておきます。

自ら稼ぐ力をつけてもらい、「自分はどこでもやっていける」という自信をつけることが、エンファクトリーを変革する力にもなり、社員のプロ意識やマネジメント能力を高めることにも効果があると考えています

政府内でも、副業促進策を検討

また、政府内でも、副業を促進する動きがますます活発化してきているようで、3/11に開催された経済財政諮問会議において、兼業・副業の促進策について提言が行われたようです。

www.nikkei.com



 

パラレルキャリアが当たり前になる未来

そもそも、副業禁止規定自体が違憲という意見も一部にあるようですが、副業を通じて得た知見や人脈を本業で生かす、みたいな例が今後出てくると思います。で、2020年頃にはパラレルキャリアが当たり前みたいな世の中になっている気がしているのです。まあ、未来は読めないんですけどね。

就業規定は蔑ろにするな

ただ、会社員として働く以上、就業規定という規範は蔑ろにすべきではないとも思います。副業を行う際には、しっかり上司or人事部に相談した上で行うことが重要です。また、社内やクライアントの非公開情報について晒すなどもっての外です。

個人的におススメな副業はコラムニスト

僕個人の話ですけど、前職の銀行を退職してから、現職のコンサルティングファームに入るまで、2か月くらい間が空いたので、ZUU ONLINEのCOOの原田さんって方にお願いして、編集長の大川さんって方を紹介して頂いて、書き始めるようになったのがキッカケで、金融コラムみたいなものを書くようになりました。

原田さんと知り合うようになったきっかけは、リクルート社のサンカクってサービスを通じてです。このサービスもおススメです。

ZUU ONLINEでの執筆はマジでおススメ

ZUU ONLINEは、それ自体、金融・経済メディアとしての媒体価値は高いと思うし、YahooニュースやNewsPicksに転載されて、バズりやすくて、結構楽しい。僕の記事はNewsPicksでPickされることが多く、有識者にコメントを頂けたりすると嬉しいものだ。以下に、執筆記事をいくつか紹介しておきます。

newspicks.com

newspicks.com

newspicks.com

ZUU ONLINEでは現在も寄稿を受け付けているようなので、書いてみたい人は奮って応募してみると良いと思います。



 

収益源を多角化するのが究極の安定

「やりたいことは全部やる」そのための手段として、パラレルキャリア的な働き方を紹介してきましたが、言うまでもなく、「お金を稼ぐ」という観点からも、副業は非常におススメです。本業に加え、いくつかの収益源を分散的に確保しておくことが、経済的な安定をもたらします。

まずは会社に入る

就活生に対して、一番おススメしたいのは、まず会社に入る。そして、まずは数年ガムシャラに働く。その上で、複業というか、パラレルキャリア的に、様々なことをやってみるってパターンです。そして、まだ見ぬ「やりたいこと」を見つければよい。まあ、別に見つからなくてもよい。

「壮大な人生のゴール」を追い求めるのも良いけれど、「複数のちょっとやってみたいこと」を全部やってみよう。どんどん欲張ろう。

自分コングロマリットをつくれ

ひとつに絞らず、いわば「自分コングロマリット」みたいなものをつくって、多角的に、分散的に、様々な分野の人々と、様々な仕事をする。そんな仕事の仕方は楽しいし、本業とのシナジーも見込めるし、経済的にも究極的な安定をもたらす気がしているのです。

会社は永遠に継続する仕組みではない

ソフトバンク新30年ビジョンによれば、企業の99.98%がこの30年以内に消えると予測されていますが、会社という仕組みが、事実上、持続可能なものでなくなってきている以上、世間的に見て「良い会社」に勤めているから絶対的に安定というわけではなく、安定の定義自体が変わりつつあるってことなのかもしれない。まさに、「会社に安定を求める」のではなく、「自分に安定を求める」みたいな。

企業は事業構造をはるか昔から多角化してる。個人も多角化しよう

おかしなもので、企業は不確実性の高い経済環境下でも、安定的に収益を確保できるように、事業を多角化し、安定的に収益を得ることに成功しています。分散的な収益モデルを構築することに成功している。

邦銀の収益源は金利に依存しない

銀行だってそうです。ALMっていう概念があって、邦銀は、金利が上がろうが下がろうが、どちらに転んでも収益が上がるような仕組みを構築することができています。原理的には。

金利が上がれば、融資部門の収益が上がるし、金利が下がれば、債券投資部門の収益が上がります。

金利の上下にかかわりなく、それぞれのセグメント別収益がうまい感じに分散が効いていて、全体として、安定的に収益をあげられるってところが邦銀の強みのひとつかなと思います。

ソニーも

銀行に限らず、多くの企業でもそうですよね。ソニーも一時期「経営危機」が叫ばれましたが、ソニーには金融事業があった。金融事業がソニーに安定をもたらしていたともいえます。

楽天も

金融事業の話で思い出しましたけど、楽天もEC事業の成長性に疑問が呈されてきてはいるものの、この会社も金融事業があるおかげで、わりと安定しているとなんとなく感じている。なんとなくだけど。機会をあらためて詳細な分析を行ってみたい。

ソフトバンクも

さらに、ソフトバンクも、国内事業で安定的に稼いで、海外事業で成長を狙うってスタンスだし、ここもある種分散が効いている。会社員もまさにこういうノリで、本業で安定的に稼いで、副業でおもしろいことをやるっていうのもアリだと思うのだ。

個人も収益モデルを多角化しよう

こういったビジネスモデルをつくっているエリートな彼らも、なぜか個人レベルの話になると、完全に会社に自分の人生を預けてしまっているのも妙な話だ。自分の収益源もポートフォリオ化し、多角化し、分散化し、安定的に収益を確保するのは、これからの時代では、結構大切だと思います。

いつでも会社に頼らず稼げる自分をつくれ

上でも述べましたが、今後は、国家レベルで副業を推進していく流れも加速していくことを踏まえると、就業規定で副業が現段階では禁止されている企業に勤めていたとしても、いつでも会社に頼らず稼げる自分をつくる準備を入念に行っておくことは結構大事かもしれない。それに副業もここ数年でどんどん解禁されていくと思う。たぶん。

最後に

ここまでタラタラ「やりたいことは全部やれ」、「副業禁止規定は撤廃される方向」、「収益源を多角化せよ」と述べてきましたが、最後にいくつか29歳以下の若手のみなさんに対してアドバイス的なことを述べてみます。

未来はなかなか読めない

将来予測は基本的に不可能です。5年先の未来もまったく読めません。

例えば、僕は2011年卒で銀行に入社したんですが、その時は総合商社だったら、三菱商事、三井物産、住友商事が3強だった。

それが現在では、伊藤忠と三菱商事の2強だとか言われている。こんなことは誰にも予測できない。そして、今後どうなるかもわからない。

経済環境が不確実すぎて、投資先企業で巨額の減損処理からの一気に営業赤字からの繰延税金資産の取崩しからの自己資本比率がヤバいからの一気に債務超過!みたいなこともありえるかもしれない。

良いベンチャーもなかなか見抜けない

ベンチャー企業に就職して見事に成功を収めた例もあるでしょうが、個人的にはオススメしないです。ベンチャーキャピタリストでも伸びる企業が見分けられないのに、学生に良いベンチャーが見抜けるわけがない。入社した企業の財務情報が完全にハリボテだったって可能性もないとは言えない。上場企業だって、そうなのだから。
起業もリスキー。いきなり起業はおススメしない

本当に有能な人で、明確なビジョンが定まっている人は起業すれば良いと思います。ですが、ほとんどの人はいきなり起業すべきではない。

40代の成功した経営者の方々と以前お話させて頂いたことがあるのだが、そのときも彼らは「そこそこ成功した今だから言えるけど、学生起業はおススメしない」って仰ってました。

何よりもまず獲得すべきものは、「世間的信用」

「自分の力で勝負する」とか「世間に迎合せず、やりたいって思ったことをやる」って姿勢は素晴らしいけれど、実力以前にもっとも重要なことは、世間に「この人はまともな人だ」って認識して頂くことである。

世の中にはワケのわからない人も多い。たぶん

どれだけ能力があろうと、ヤバい人たちと繋がってたりしたらまじでヤバいし、現実問題として、世の中には経歴詐称も多いし、平然と嘘をつく胡散臭い輩もたくさんいる以上、世間的に認知された信用力のある大企業に入社したって事実は、ある程度、その人のまともさを担保する。

異論はあるかもしれないけど、個人的には地味に大事なポイントだと思ってます。

まずは会社員が起業の近道

まあ、というわけで、経営者として生きていくにしても、あえて新卒で起業せずに、大企業に入るという選択肢も意外とゴール達成には近道な気がしているのだ。(※ホリエモンレベルの起業家は除く)

ハブ型人材になれ

個人的に、今後重要性が高まってくる人材のひとつに、「ハブ型人材」というのがあると思ってます。個人と個人を結ぶ、個人と企業を結ぶ、企業と企業を結ぶ、これらができる突出した個人がますます求められる時代がやってくる。そのために、必要なものはビジョンと仲間と発信力、個人としての媒体力。それらが持つ人材には、資金も人的ネットワークも信じられないほど集まる時代がもうすぐやってくる気がしている。

自分に「媒体力」をつけろ

上のハブ人材になれって話にも関連しますが、会社員としてのスキルが今後も重要であることは言うまでもありませんが、会社員にインフルエンサーやタレント的な要素を掛け合わせたような存在が、今後もっともイケてるキャリアのひとつになるのではないかと考えています。

ビジネスサイド寄りのインフルエンサーが来る

いわば、はあちゅうさんのビジネス版みたいな。はあちゅうさんはビジネスパーソンっていうより、現在は「作家」っていうポジショニングだし。媒体力のあるキャラが立ったビジネスエリートみたいな存在が今後来る気がしています。

ブロックチェーン技術も個人の時代を後押しする

一般の方々には馴染みがないかもしれませんが、ブロックチェーンという技術が金融業界を中心に注目されています。ビットコインの裏側で動いている技術といったほうがわかりやすいかもしれません。

分散化革命の時代

ブロックチェーン技術は、現在は主に「通貨の民主化」って面がクローズアップされることが多いですが、ありとあらゆる中央集権的な権力を分散化していく性質を持つものです。イーサリアムなんて話もありますし、分散的なガバナンスを実現する株式会社にとってかわる存在としてのDAOみたいなものもあります。また、エストニアという国は国家運営に本格的にブロックチェーンを活用しはじめています。

ブロックチェーンを理解するためのキーワード

このあたりも暇なときに、是非とも調べてみることをおススメします。検索キーワードとしては、「イーサリアム」、「スマートプロパティ」、「DAO ブロックチェーン」、「DAC ブロックチェーン」、「エストニア ブロックチェーン」などなど。

 

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 この記事へのコメント

  1. sue-adventure より:

    勝木さん、はじめまして。
    記事中の「やりたいことは全部やれば良い。やれる環境はすでにある。」
    ほんとにそうだなと思いました。
    やりたいことを後回しにせずどんどん行動していきます。

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